マダニに噛まれたら犬の場合

 

マダニは基本的に山の中の茂みや草むらに生息しています。

しかし、最近では公園や 住宅地の庭先などでも確認されることが増えてきました。

人間にも食いつく可能性は ありますが、もっと危ないのはワンちゃんの散歩です。

河原や公園に散歩に行ったあと、あなたのワンちゃんは大丈夫ですか?

 

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マダニに噛まれたら犬の場合

噛まれると死に至る危険性もあるマダニですが、実は人間だけでなく犬もマダニに噛ま て感染症になることを知っていますか?

人間が感染症にかかってしまったニュースは報道されますが、犬が噛まれた場合は報道されませんよね。

 

 

今回は、犬がマダニに噛まれた時の取り方 とマダニに噛まれないための対策、駆除方法についてご紹介します。

 

春になるとやってくるのが狂犬病予防注射の通知。

それとともに「マダニ」も話題に上り ます。

これに愛犬・愛猫が噛まれたら飼い主はぞっとしますよね。

我が家は3回ほど やられています(泣) 今回は、その経験を踏まえて、 愛犬がマダニに噛まれたときの対処法です。

 

マダニに噛まれたら犬の場合と感染症

犬がダニに刺されてしまいました。

今朝、気付いた時には、すでにパンパンになっていた ダニ・・・

びっくりしたのと、何とかしてあげなくちゃと、その場で引っ張ってダニを取って しまいました。

そして、今後のことを思い、フロントラインをしましたが・・・

 

調べると、犬にマダニがついていても、無理に取ろうとしたり、手でつぶしたりしないように気をつけ てください。とあったのです。

 

マダニをみつけたら、駆除薬や専用のピンセットを使って慎重に駆除して ください。

 

愛犬のために勉強したり調べたりしてきたことを、犬を愛する人たちと共有してお 役に立てたらいいなと思っています。

アメリカの大学の研究チームがまとめた、ダニ に噛まれた場合感染するまでにどのくらいの時間がかかるかというレポート からご紹介しますね。

 

 

 

マダニは、吸血動物です。

血を吸うためにしばらく噛みついたままでいることも多いのです。

そのため、噛まれた場合も発見しやすく、早めに取り除けば感染を回避することができます。

「早め」というのは、たいていの場合は24〜36時間以内と言われているのですが、中にはもっと早急に噛み付いたダニを取り除かなくてはいけない場合もあります。

ダニが媒介する代表的な病気別に、感染にかかる目安となる時間をリストアップしていきます。

 

バベシア症

代表的な病気ですね。

ダニが媒介する病気の中で一番初めに思い浮かぶ方も多いと思います。

マダニの唾液からバベシア原虫が血液中に入り込むことで感染うるのです。

噛まれた後36時間をで9%、48時間で17%、54時間で50%が感染すると実験結果に出ています。

ただ、噛まれた後24時間以内にダニを取り除けば感染を0に近づけれるとの結果もあるようです。

 

ライム病

マダニが媒介するボレリアというスピロヘータの一種によって引き起こされます。

噛まれてから24時間で7%、48時間で36%、72時間で93%が感染しました。

時間を追うごとに感染力が増すので24時間以内にダニを取り除きたいですね。

 

日本での感染例は少ないのですが、油断はできません。

 

アナプラズマ症

マダニが媒介する細菌によって引き起こされます。

噛まれた後24時間で9%、36時間で66%、48時間で100%と感染力は相当ですね。

アナプラズマ症も感染を防ぐためには24時間以内の除去が有効です。日本での感染報告は極めて稀ですが、気を付けていきたいですね。

 

※マダニすべてがウィルスなどを持っているわけではないです。

 

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マダニに噛まれたら犬の場合の処置法

「犬の散歩に行って帰って来たらダニがくっついてた!超気持ち悪いんだけど。」

犬を飼っ ていたらそういう体験をすることもままあるかもしれません。

活発に活動を続けるマダニ 犬が刺されたらいったいどうすればいいのか?

 

今日は犬のマダニ対処法についてお伝えしていきます。

 

犬についたマダニは、6~10日くらいかけてゆっくりと吸血します。

噛まれるとマダニの 唾液がアレルゲンとなって強いかゆみをともなう皮膚炎を引き起こしたり、

大量に寄生 されると貧血の症状があらわれることがあります。

また、マダニが病原菌を持っているものもいるので、すぐに取り除いてあげないといけませんね。

 

散歩の後には犬の体をチェックしてあげましょう

マダニが付いていたら、獣医さんに除去してもらうのが一番です。

病院に池に時には、先の平たい毛抜きやピンセットで、なるべく肌の誓くからダニの口をつかんでまっすぐ上に引き抜きます。

 

 

この時に、マダニの体を強く推すと、体液が噛んだところから大量に入り込みます。

素手で触るのもNGです。

自分でとったマダニは、瓶やジップロックなどにいれて獣医さんに渡します。

犬も感染していると大変なので獣医さんに見せてあげましょう。

 

マダニに噛まれたら犬の場合まとめ

もちろん、犬だけでなく人間もマダニに噛まれる危険はあります。

散歩の後には、犬だけじゃなくてご自身も服をはたいたりしましょう。

対処法を知って未然に防ぐようにしましょうね。